山口県周南市の内科・外科・小児科・乳腺科・乳癌検診(マンモグラフィー) こうち医院

乳がんについて

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疫学

乳癌は女性の癌の罹患率でトップを占め、現在もなお増加しつづけている。しかしながら、乳癌の予後は一般に他癌種と比べても良好であるため、その死亡率は胃癌、大腸癌、肺癌に次いで第4位となっている。
乳癌の罹患率は40~50代の女性に多い。この年代は、ちょうど閉経を迎える年齢(約50歳)のやや手前にあたり、このことからも、乳癌と女性ホルモンに密接な関係があることがうかがわれる。この年代からマンモグラフィ等の乳癌検診を受診することが、早期発見のためには重要である。

検査・診断

前述のように、乳癌の早期発見には乳癌検診が有用である。日本乳癌診療ガイドラインでは、50歳以上ならびに40歳代に対して、マンモグラフィによる乳癌検診は死亡率を減少させるとして推奨され、乳癌検診におけるマンモグラフィの有用性は広く認められるところとなっている。
乳癌の基本的な診断手順としては、まず視触診によって腫瘤(しこり)の有無を確認し、腫瘤があればマンモグラフィ、超音波検査によって腫瘤の良悪性を鑑別し、悪性もしくは悪性の疑いがあれば、直接腫瘤の組織を採取(生検)して、診断をつけることとなる。

治療

①手術療法
乳癌と診断された患者の約90%は、根治手術が可能な比較的初期の乳癌であることが多い。手術可能な乳癌である場合、癌の進行度合いや、患者の要望と照らし合わせて適切な術式が選ばれる。
・乳房温存術
乳房温存術では、乳房の形を残しながら腫瘍と腫瘍周辺の組織、腋の下のリンパ節の摘出を行なう。腫瘍の小さな癌(原則3cm以下)が適応となるが、患者の年齢やリンパ節転移の有無により、適応は異なってくる。この術式の後には原則として放射線治療が行なわれる。

・乳房切除術
乳房切除術では、全乳房と腋の下のリンパ節の切除を基本とし、必要に応じて乳房付近の筋肉やリンパ節の切除を行なう。患者の希望により、術後に乳房再建術を施行することもある。

②放射線療法
放射線療法は、乳房温存術の後や、乳房切除後の手術の及ばない部位への予防照射、局所進行乳癌や再発乳癌に対して行なわれる治療法である。正常組織への被曝を避ける照射方法など、様々な工夫がなされている。

③薬物療法
前述したように、乳癌患者の90%が、根治手術が可能な比較的初期に発見される。症例によっては手術前に術前薬物療法を施行することがある。
手術後、薬剤による術後再発予防療法(アジュバント療法)が施行されるが、このような患者でも、術後5年以内に約25%の患者が再発するとの報告がある。
一方、約10%の患者は既に手術が不可能な進行した状態で発見される。進行乳癌の場合や再発をきたした患者(進行再発乳癌)の場合、手術などの局所治療は行なわず、薬物などによる全身療法が治療の主体となる。
このように、薬物療法には、①術前療法、②術後療法、③進行再発乳癌治療の3つに分けられる。

・術前療法
術前療法は主に、①乳房温存率の向上、②抗癌剤感受性の確認、③治癒率の向上の3つを目的として施行される。

・術後療法
癌は転移しやすいという性質上、腫瘍を手術によって摘出しても、検査では発見できない微小転移が局所、遠隔部位に存在する可能性がある。術後療法は、この微小転移を薬物療法によって根絶し、再発を防止する目的で行われる。

・進行・再発乳癌に対する薬物療法
進行・再発乳癌は、治癒を望むことが難しいため、その目的は患者の予後の延長にある。癌の進行度や転移部位、治療に対する反応性は患者によって異なり、その治療選択は多種多様となる。

・薬物療法の種類
①内分泌療法
乳がんの発生、増殖には女性ホルモン(エストロゲン)が深く関わっていることは前述した通りであるが、内分泌療法は、このエストロゲンの血中濃度を下げる効果や、エストロゲンが癌細胞に結合し、癌が増殖することを抑制する効果がある。
(代表的な薬剤:タモキシフェン、ゴセレリン、アナストロゾールなど)

②化学療法/分子標的療法
化学療法には、癌細胞が分裂する働きを阻害し、癌の増殖を抑制する効果がある。ただし、正常細胞へも影響を及ぼすため、副作用への対処が重要となる。
また、分子標的薬剤は癌細胞に存在するHER2蛋白と結びつくことで、癌細胞の増殖を阻害する効果がある。
(代表的な薬剤:シクロホスファミド、ドキソルビシン、ドセタキセル、ビノレルビン、トラスツズマブなど)

まとめ

世界に目を向けると、2年に1度、スイスで開催されるザンクトガレン乳癌学会や、毎年開かれる米国癌治療学会(ASCO)、サンアントニオ乳癌シンポジウムなど、乳癌の治療は日進月歩であり、また、診断技術についても目覚しい発展がみられている。
このような場で、世界における乳癌治療の標準化が図られ、わが国においてもこれらの学会内容を取り入れてガイドラインなどが改訂されている。

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